中山 亮介中山 亮介

社長からのメッセージ

社長イメージ
社長イメージ

香りは彩り、香りは誇り。

たとえば、コンビニエンスストアに入った時に、おそらく本棚以外のすべてに香料が使われています。いつも手にしているジュースなどの飲料、お菓子、アイスキャンデー。もちろん、洗剤や化粧品、シャンプーなどに魅力を与えているのも香料。私たちは香料でおいしいという感情を持ち、香料で生活を心地いい空間にしています。本当に大切なものは目に見えないし、さわれないと言ったのはヘレン・ケラーでしたが、「香り」はまさにその代表のひとつ。そんな興味深い世界を、私たちと一緒に作り出していきませんか。香料業界は、国内では2000億円規模のニッチな産業かもしれません。しかし、弊社では年間2500品目に近い取扱い品目があり、その一つひとつにスペシャリストが存在します。そして、平均年齢が若い社員構成の中、経験豊富なベテラン社員が、共に日々香りに向かってポジティブに働いています。スーパーやコンビニで自分が提案した商品と出会えたり、日々のモチベーションを上げてくれる光景に出会うこともあります。生活に彩りを与える香りの未来を、私たちと一緒に創り出していきませんか。

香料とは?

香料とは食品や化粧品など、生活を彩るさまざまなものに香りを付ける物質の事を指しますが、おいしさを演出する「フレーバー」と、心を動かす「フレグランス」の2種類に分けられます。

食品香料フレーバー

食品に使われる香料

食品パッケージの原材料には、単に香料と記載されていますが、さまざまな香料が味に彩りと奥行きを与えます。

香粧品香料フレグランス

食品以外に使われる香料

歯磨き粉やシャンプー、洗剤、香水、化粧品など、生活で出会う日用品のほぼ全てに使用されています。

香料の役割

人は、おいしさを香りで感じとり、美しさを香りで想像します。そのため、香りが弱い食品や飲料には、香りでおいしさをプラスします。香りの力は、時に人を、穏やかにも、前向きにもします。

着香

食品自体が持つ香りを強化し、香りが少ない食品や飲料に香りを付与。ジュースやガム、飴など多くのものに展開されます。

補香

加工や流通のプロセスの中で、食品本来の香りが弱くなったり、変化してしまう時、素材本来の香りを補います。

マスキング

食品の加工段階で生じる加熱臭や発酵臭など、食品のおいしさに適しない匂いに、他の香り物質を被せマスキング。栄養ドリンクなどでおなじみです。

香料の原料ってどんなもの?

天然香料

主に水蒸気蒸留などの製法を用いて、柑橘類や花、動物などから香気成分を抽出したエッセンシャルオイルのことです。

天然香料

合成香料

人工的に化学反応を用いて作られた香りです。

合成香料

調合香料 (コンパウンドフレーバー)

天然と合成、あらゆる香料を駆使して作り上げる調合香料。イチゴやメロンなど、あらゆる香りを再現します。

食品香料(フレーバー)の製品形態

食品の形態は多種多様、香料にもそれに適した形状が必要になります。代表的な形態は4種類です。

水溶性香料

調合香料ベースを、含水アルコール、プロピレングリコールなどで抽出・溶解したものです。加熱工程が少ない飲料やアイスクリームなどに用いられます。

油溶性香料

調合香料ベースを植物油などで溶解したもので、耐熱性があるので、クッキーやビスケットなどの焼菓子やキャンディーなどの加熱処理工程が必要な食品に用いられます。

エマルジョン(乳化香料)

乳化剤や安定剤を使い、フレーバーベースを水に乳化させ微粒子状態にしたもの。香りがマイルドで保留性がよく、清涼飲料水や冷菓などに使用されます。

粉末香料

デキストリンや糖、でんぷんなどの賦形剤で乳化させた後、噴霧乾燥させて粉末状にしたものです。粉末スープやインスタント食品のほか、チューインガムにも利用されます。

事業内容

仕入れ・輸入
仕入れ・輸入 仕入れ・輸入

嗜好の変化や時代の流れを的確に読み取りながら、最も適した産地から、最も適正な価格で原材料を調達し、日本の法律・各種法令に基づき輸入し、通関。国内の香料会社に提案します。

工場
工場 工場

国内の工場に運ばれた原料は、適正な温度と環境で保管。厳正な品質検査や官能評価を経た後、顧客のリクエスト通りに小分けされ、スケジュール通りに出荷されます。

顧客
顧客 顧客

ルート営業を行う際に的確なマーケット情報を提供することで、顧客へ適正価格の提示や購入のタイミングの提案を行うなど、単なる商社に留まらない付加価値を創造します。

業務の流れ

業務の流れ

業務の流れ

営業活動

お客さまの新商品開発や課題にあわせて、最適な香料を提案します。お客さまのほとんどは、国内の香料メーカーであり、その多くが創業当時からの長期的なお付き合いです。香りは人によって感じ方や表現が異なるため、お客さまとのコミュケーションを重ね、世界中から探し出した製品を最新のマーケティング情報と共に提供します。

営業部 T.Y.
STAFF INTERVIEW スタッフインタビュー 営業部 T.Y.
営業部 T.Y.

学生時代からB to Bの法人営業をやってみたいと思っていて、立地や休日などの勤務条件にも惹かれ、面接初日で内定が決まったので、そのまま入社を決めました。売上が増えたアメリカとイギリスの海外メーカーへ、お客さまと同行出張したこともありました。実際に現地に訪れると、そこの製品に一層愛着が増し、お客さまとの絆も深まったかと思います。あっという間に10年という歳月が流れたのは、自分の仕事に意義とやりがいを感じている証です。主な業務は、常に市場情報の動向にアンテナを張りめぐらし、お客さまに原料を提案していくこと。また、お客さまが探されている原料について、的確な提案をしていくことです。提案したものが採用されたり、入手困難な原料を見つけたり、納期遅延で悩むお客さまのお役に立てた時などに、大きな達成感を感じます。

営業活動

営業部 M.T.
STAFF INTERVIEW スタッフインタビュー 営業部 M.T.
営業部 M.T.

新卒では学生の頃から興味のあった香料会社に入社。「香り」の奥深さを知り、縁の下の力持ちながら、人の生活を豊かにする魅力あふれる仕事であると感じました。何社かを経験したのち、原料から携わりたいと考えていた時に当社の求人を見つけ入社。営業は初めての職種でわからないことだらけでしたが、タテ・ヨコの風通しが良く話のしやすい雰囲気の中で、ひとつずつ身に着けていくことができました。香料商社の立場ながら、提案した原料が採用され最終製品につながっていると思うと、自分も商品に携われているような気がして、大きなやりがいを感じます。今後も、各部署と密に連絡を取りあえる環境を強みに、お客様の要望に応えられる営業を目指します。

受注発注

お客様からリクエストを受けた製品の発注を、各メーカーに繋いでいきます。また、三重に自社倉庫を持っているため、その在庫管理業務も行なっています。原料が海外調達の場合は、頻繁に海外メーカーと、主に英語でやり取りし、さまざまな交渉、製造状況の確認、納期スケジュールなども管理します。

資材部 M.S.
STAFF INTERVIEW スタッフインタビュー 資材部 M.S.
資材部 M.S.

前職の小売業だった時、休日はほとんどないし、夜勤の連続で、たまの休日にも睡眠だけで終わったりして、なんだか勿体ないなぁと感じていました。仕事にも、趣味にも、デイタイムにも、アフターファイブにも、いつも全力で臨んでいたい。そう考えて求職する中、土日祝完全休日の本社を見つけ、まずは業務部からスタートしました。途中、総務部を経て、今は海外製品の発注も担当する資材部で働いています。仕事とプライベート、その両方を充実させることで、あらゆる物事にポジティブになり、今では通関業者への通関指示なども着々とこなしています。むしろ、時間がなかったり、困難だったりのミッションインポッシブルに意義を感じる性格なのかもしれません。だから、毎日の仕事はワクワクする充実感でいっぱいです。

入出荷および製造業務

すべての商品の受け入れから出荷までの、すべての業務を自社倉庫で取り仕切っています。出荷ミスはそのまま顧客クレームに繋がるため、常に正確さと迅速さが要求される重要な業務です。お客さまのリクエストに沿って、あらゆる内容量に詰め替える業務も、自社倉庫ありきのサービスです。

製造物流部 D.Y.
STAFF INTERVIEW スタッフインタビュー 製造物流部 D.Y.
製造物流部 D.Y.

転職を考えていた頃、友人から紹介を受け、前職でもフォークリフト作業をしていたので、自分のスキルが活かせると思い入社しました。ここでの仕事は多岐を極めていて、商品の荷受けや検品業務、出荷の指示がある商品を、倉庫でピッキングしての出荷業務、簡単なブレンド作業を伴った他の香料会社のOEM作業など、さまざまな業務をこなしています。中でも、自社工場があることのメリットは、海外メーカーからの仕入れ量では多過ぎるお客さまたちに、望まれた量で小分けして出荷できることです。そんな中、商品の入荷日、出荷日を完全に把握し、工場全体で無理なく業務をこなせるように準備することや、倉庫の整理を徹底して作業しやすい環境を作ることにやりがいを感じています。7年目の今は、自分だけでなく部下への的確な指示も含めて、工場全体の仕事量を増やし、部下が働き易い環境を作っていくこと。自分と部下の成長が、いつも僕のモチベーションです。

品質保証・品質管理

お客さまが求める規格書などの書類作成、検査などを担当、製品の品質や安全性の確認を行います。品質検査以外にも、法規申請や原料情報の一元管理、検査手法の標準化なども行います。食の安心、安全に注目が集まる中、品質保証と自社分析は、ますます重要な職務となっています。

品質保証部 S.S.
STAFF INTERVIEW スタッフインタビュー 品質保証部 S.S.
品質保証部 S.S.

もともと大学で化学を専攻していたので、以前から香料業界には興味を持っていました。いざ就職活動を始めようとしていたタイミングで、この会社を紹介され、縁を感じて入社しました。主な業務は、規格書や、安全シートであるSDSの作成。日本とは異なる海外法規の適合調査、試験表の作成などです。通常、品質保証部は営業職とは異なり、売上にダイレクトに貢献している実感が湧きにくい部署です。しかし、製品の安全性がさらに重要視される現在、品質保証の重要性はますます高くなっていくと思います。そんな毎日の中、品質保証部からの情報提供が早かったことがきっかけになって、製品の採用が決まったと営業担当から告げられた時、みんなが共有している日報の中で自分が関わっている製品を見つけた時には、この仕事を続けてきてよかったと大きな喜びを感じました。これからも高い情報処理能力に磨きをかけ、迅速な対応を目指します。

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